引退会見、何度も見直してるんですが、これ凄いですね。ほんの少しでも誤解を与えたり揚げ足取りが起こりそうな時は必ず前置きしたり詳しく追加でしゃべったりしている。頭がとても良いのだと思います。
さて、イチロー選手への思いを書きたいと思います。
メジャー最多安打更新の年
俺、大学5年生でした。あぁ、留年しての5年生でございます(笑)
けっこう早い段階からメジャー最多安打が視野になっていたこともあり、大学行く前もテレビやネットにかじりついたし、講義中でもイチローの結果を携帯で見たりしていました。
プライベートブログの方で「イチロー」と検索するとけっこう過去のトレード結果においてもイチロー選手を例えに出していたことがわかってもらえると思います。
連続試合安打が続いている時でも、4の1や5の1という成績が続くと不調の入り口になりやすい。
でも2004年は恐ろしく好調で、俺が心配したり祈ったりするのがおこがましく感じるほど。
印象強かったのは大学行く途中に調べたり講義中に調べたりしたその日、5の5だったのよね。
本当にすごかったです。その年の秋頃に旅行行ってる時だったかな?会見で「良い方にはいくら期待してもらってもいいです」って言ってました。こういうのをサラっと自然に言えるのも本当にすごい。
10年連続200安打
今はどうか知らないけど、昔はガストにテレビとかあって、スロット仲間と変な時間に行ったりしたことも多く、スポーツニュースでイチロー選手を見ることも多かったです。
早々にマリナーズ自体が優勝圏外になり、孤軍奮闘となる年が続きました。
いつか200安打記録も途絶えるのではないかと不安な日々。もちろん俺なんかが不安になるのはおこがましいんですが、好きなんで仕方ないです。
しかし年齢で衰えが出てきてもおかしくない中、200安打記録を続けていました。
2009年にマウアーと首位打者争いをした時、「良い方には~」の言葉がフラッシュバックしました。この時すでに35歳なわけだし、この歳でまだ上がり目があるということ。
本当に規格外なんだと思いました。
しかしその2年後にまさかの200安打届かず。残念という気持ちもありましたが、毎日毎日ビクビクしながらイチロー選手の結果を気にすることがなくなるのでホッとした部分もありました。
WBCの決勝打
忘れもしない。
株やりながら見てました。
WBCでよく覚えてるのだ第1回大会の準決勝で福留選手が代打3ランしたところ。
第2回大会ではもうダントツでイチロー選手の決勝打です。
前の家で株やりながらずっと見てたんですが、最終回にダルビッシュ投手が打たれて同点に。
そして10回に2アウト2、3塁でイチロー選手に回る。
株なんてとてもやれる状況ではない。
固唾を飲んで見守る。
もう打った瞬間それとわかるすごい当たり。
なんて言えばいいんだろうね。
このヒットは本当にすごい鳥肌立った。
数え切れないヒットを見てきたけれど、この1本は本当に特別というか格別です。
ちなみに松井秀喜さんの強烈な印象はワールドシリーズのペドロマルティネスからすくいあげたあのホームランですね。
イチロー選手引退会見の凄さ
言ってることがあまりにも正論過ぎるというか、わかっていること、当たり前のことなんだけど、皆忘れてしまっていたり、やることを恐れてしまったりすること。
それをまじまじと言い続けてくれていました。
妻と話してて
俺「イチローは俺なんだな」
妻「いやそれ逆だろw」
みたいなやり取りもしたくらい、考え方がよく似ていてすごい嬉しくもありました。
衰えがわかってきて、引退がささやかれ出した頃も50歳まで現役をすると言い切っていました。
笑われるようなことをいっぱいしてきたとも言っていました。
そう、戦わないやつらが笑うだろうということですよね。
でもそれを行動で、戦った結果として残し続けるからかっこいいんですよね。
大したことないヤツが口だけでかいこと言うのは一番かっこ悪い。
でも、でかいこと言って、それに見合うだけの努力をした結果出来なかった場合はこの限りではない。
挑戦することの勇気は本当に凄いです。
周りに無理だと笑われるようなことを公言し、それに向けて努力をする。
でかいこと言って大した努力もしないで何かに文句を言うような人は絶対この会見を100回でも200回でも見た方がいいと思う。感動とか涙とかすると思ってたんだ。
でもあまりにも、どんな先生よりも先生らしいようなことを言い続けてるから、まるでイチロー先生の授業のような感じで聞いてしまいました。
現役時代のプレーに勝るとも劣らないとても貴重な1時間半の授業だったと思います。
まとめ
高橋由伸さん、イチロー選手の2人は本当に憧れ的存在であり、チーム成績よりもこの2人の個人成績を追い続けていました。これで2人とも引退してしまったので、楽しみはあまりなくなりました。
阪神の鳥谷敬とは、小学校の頃の少年野球でチームメイトでした。
うちのチームは準優勝続きで、最後の最後の大会で優勝した喜びを今でも覚えています。トリは1番ショートでキャプテン。俺は5番サード。優勝は1-0でしたが決勝点は俺のライト前ヒットですw
実は彼は当時右打席だったんですわ。
まぁそれはさておき、今のプロ野球で興味あるのは、トリの復活のみですね。
同世代としてまだまだ頑張って欲しいと思います。
俺もデイトレーダー、ブロガーということで立場は全く違うけれど、甘えることなくイチロー先生のおっしゃっていたように笑われるくらい高い目標を持ち、頑張っていきたいと思います。
本当に長い現役生活お疲れ様でした。
今後の活躍も楽しみにしています。